アンコール・ワットに格安で行くには?LCC香港エクスプレスがシェムリアップに就航!エアライン別に比較してみた

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香港エクスプレス航空が、香港/シェムリアップ線に10月1日より就航することを発表しました。火・木・日の週3便を運航する予定であるとのことです。これでアンコール・ワットまでの移動手段の選択肢が増え、ますます気軽に観光できるようになりましたね。

そこで、日本(東京)からシェムリアップまでのフライトの時間や料金をLCCやレガシーキャリアで比較してみることにしました。日程は、連休としやすい10月31日(土)~11月3日(火・祝)の4日間にし、その期間で適当な便を選びました。結果、出てきた料金が意外や意外……

香港エクスプレスが最も高いという結果になってしまいました(涙)。

香港エクスプレス  約127,300円
セブ・パシフィック  約76,700円
エアアジア  約40,900円
中国東方航空   47,480円

エアアジアと香港エクスプレスでは、3倍もの差がでてしまいます。どうしてこんな数字になってしまったのでしょうか。

香港エクスプレスの場合

香港エクスプレスは、羽田、成田、中部、福岡に就航しており、香港で乗り継ぐことになります。

現在、香港⇔シェムリアップは片道180HKDから販売されています。往復だと、諸税込で1,010HKD(約15,300円)となりました。なかなかリーズナブルな料金ですね。さて、問題は東京⇔香港です。件の便への接続に都合が良いものを検索してみると……

東京⇔香港の往復だけで、11万円を超えてしまいました。いくら連休中とはいえ、この値段はひどすぎますね。前後の日程で検索してみても10万円は確実に超えてしまいます。ということで、シェムリアップまでの移動手段としては、香港エクスプレスはかなり高くなってしまうことがわかりました。スケジュールをまとめてみますと、以下のとおり。

10/31 19:50 成田 → 11/01 00:10 香港
11/01 07:25 香港 → 11/01 09:00 シェムリアップ
11/03 10:00 シェムリアップ → 11/03 13:45 香港
11/03 19:10 香港 → 11/04 00:05 羽田

東京⇔香港を別のエアラインで移動すれば安くなるかもしれませんし、香港エクスプレスの運賃の値下げが行われるかもしれませんが、現時点では日本からシェムリアップに行くのには使いづらくなっています。

セブ・パシフィックの場合

さて、シェムリアップに就航しているLCCは香港エクスプレスだけではありません。セブ・パシフィックも定期便を運航しています。マニラ⇔シェムリアップ往復の運賃は…

5,819PHP(約15,500円)となりました。こちらもなかなか良心的なお値段ですね。さて、問題は東京⇔マニラの運賃です。シェムリアップ便の接続に都合のいい便を検索すると…

東京⇔マニラが61,198円となりました。トータルでは約76,700円となり、香港エクスプレス航空よりも5万円程度お安くなりました。それでもやはり、LCCとしてはまだまだ高いですね。スケジュールは以下のとおりです。

10/31 11:45 成田 → 10/31 15:45 マニラ
10/31 19:45 マニラ → 10/31 21:30 シェムリアップ
11/03 22:30 シェムリアップ → 11/04 02:10 マニラ
11/04 05:25 マニラ → 11/04 10:35 成田

シェムリアップ便の便数が限られているため、日本着が4日の午前にずれ込んでしまいますが、この日程だと1日~3日を観光に充てることができます。

エアアジアの場合

さて、LCCの雄、エアアジアについても調べてみましょう。エアアジアは、シェムリアップにはバンコク・ドンムアンとクアラルンプールから飛んでいます。クアラルンプール乗り継ぎだと高いので、バンコク・ドンムアン乗り継ぎで調べてみました。

バンコク・ドンムアン⇔シェムリアップ往復は2,990THB(約10,800円)となりました。これらの便に接続が良い東京⇔バンコク・ドンムアンの料金を調べてみると…

30,090円!安いですね!東京⇔バンコク・ドンムアン⇔シェムリアップのトータルの運賃は、約40,900円となります。香港エクスプレスやセブ・パシフィックよりもはるかに安くなりました!やはり、最も良心的なのはエアアジアということなのでしょうか。スケジュールは以下のとおりです。

10/31 09:15 成田 → 10/31 13:55 ドンムアン
10/31 19:50 ドンムアン → 10/31 21:00 シェムリアップ
11/03 21:45 シェムリアップ → 11/03 22:50 ドンムアン
11/03 23:45 ドンムアン → 11/04 08:00 成田

日本着が4日の8時になりますが、この日程だと1~3日までまるまる3日間観光ができ、比較的都合の良いスケジュールです。

レガシーキャリア(中国東方航空)の場合

さて、これまでシェムリアップに就航しているLCCを中心に見てきましたが、レガシーキャリアについても検討してみましょう。東京からシェムリアップまで最も安い運賃は中国東方航空でした。トータルで47,480円となります。香港エクスプレスやセブ・パシフィックよりも安い!

http://www.etour.co.jp/

スケジュールは以下のとおりです。

10/31 13:50 成田 → 10/31 16:10 上海
10/31 19:00 上海 → 10/31 21:50 シェムリアップ
11/02 22:50 シェムリアップ → 11/03 04:00 上海
11/03 09:00 上海 → 11/03 12:30 羽田

まとめ

香港エクスプレスだと10万円以上かかってしまうというのは驚きでした。香港エクスプレスは、日本の連休中の便の料金を吊り上げる傾向にありますので、こういったことになってしまうのでしょう。一方、連休中も通常の料金と殆ど変わらないのがエアアジアで、香港エクスプレス航空の3分の1程度の費用でシェムリアップに行けます。

また、レガシーキャリアである中国東方航空も4万7千円という低価格だったのも驚きでした。受託荷物や機内食サービス等を考慮すると、エアアジアよりもお得なのかもしれません。ただ、中国の航空会社なので乗客の質という点では懸念が残りますが。