今年最後の搭乗レビューは、シンガポール航空のビジネスクラスです。利用したのはSQ857便、09:05香港発12:55シンガポール着の午前のフライトでした。フライト時間は4時間弱。シンガポール航空の質の高いサービスのお蔭で、本当にあっという間でした。
今回の便では、B777-200に搭乗しました。シンガポール航空は、香港→シンガポールといった中距離路線のみならず、シンガポール→ジャカルタなどの1~2時間の短距離路線でも、B777やB330といった大型機を飛ばしているので、なかなか太っ腹ですね。ですので、ビジネスクラスのシートはどの便でもゆとりがあり快適です。
こちらが、そのシート。2-2-2の配列になっており、例えば同様のANAの最新のクレードルシートと比較しても、ガッチリとしていて風格があります。むしろ、ANAのシートの安っぽさが目につくのかもしれませんが。
シートの背面には、大型液晶モニターと多めのストレージが備えられています。小物を沢山収納できて、大変使いやすいですよ。
足元のスペースもご覧のとおり。おもいっきり足を伸ばしても届きません(笑)。
クリスマス前の搭乗だったので、リースが飾り付けられていました。心にくいですね。
手元には、シートコントロールバネルと、オーディオコントローラーが備えられていました。
アメニティとして配られたのは、このソックスタイプの機内履き。くるぶしまですっぽり入るので冷え性対策などにはいいのでしょうが、実際に履いている人はいませんでした(笑)。これを使うのはなかなか勇気が要りますね。
ヘッドホンはもちろんノイズキャンセル機能つき。映画も音楽もこれでクリアに聞こえます。
離陸前にウェルカムドリンクとして、各種ジュースが配られました。私はトマトジュースを頂きました。日本のトマトジュースに比べ、フレッシュな印象でした。いよいよ離陸です。
離陸後しばらくして、機内食のサーブが始まります。まずは食前酒のシャンパンと、アーモンド。袋に入ったまま提供されたからといって、激怒して飛行機の引き返しを要求したりしてはいけませんよ(笑)。
何を食べたいか聞かれるので、メニューをチェックしておきましょう。
メインは、海老と魚の焼きビーフン、点心、スクランブルエッグやチキンソーセージの焼きクレープから選ぶことができます。私は迷わずに点心をオーダーしました。どんな点心が出てくるのか楽しみです。
まずは、フルーツが提供されました。どれも甘くて美味しいのです!機内食のフルーツは、イマイチな場合が多いのですが、流石はシンガポール航空、美味しいものをピンポイントでチョイスしていますね。
続いて提供されたのが、シリアルです。しかし、これはただのコーンフレーク。グラノーラを入れるなど、もう少し工夫がほしいですね。ちょっと残念。
メインの点心がサーブされました。機内食なのになかなか本格的ではありませんか!どれも熱々で、機内食とは思えないくらい美味しいのです! これを選んで正解でした。
デザートは、チョコレートムースのブラックベリーソースがけ。このムースは、かなり重たくどっしりとして、私はやや苦手でした。日本の軽めのムースに慣れていると、これは胸焼けしてしまいそうでした。
さて、お腹も膨れたので、しばらく仮眠しましょう。座席をフル・フラットしにしてウトウトしました。
目が覚めると、既にそこはシンガポール。眼下にチャンギ空港のターミナルを見ながら、徐々に高度落として、海上でUターンして着陸しました。快適なフライトでした。