アメリカン航空B787のビジネスクラスのシート配列が斬新すぎる!

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アメリカン航空のB787のビジネスクラスの配置が話題になっています。それが、今までにない奇抜な配置で、見た瞬間私も目を疑いました(笑)。どのような配置かというと……

な、なんと、前後向かい合わせ配列にひねりを加えて、さらに斜めに配置しています!どうなっとんじゃー!!いやはや、こんな奇抜な配列だと、どういったキャビンになるのか全く想像ができません。

しかし、前後向かい合わせ配列のビジネスクラスは、少数ではありますが既に導入されているんですよね。

最も初期に前後向かい合わせ配列を導入したのは、ブリティッシュ・エアウェイズのクラブワールドでした。交互に向かい合わせにすることで、すべての座席から直接通路にアクセスできるようになりました。

席を隔てるディバイダーを下ろせば、隣席の人と向い合って談笑することも可能で、なかなか良く考えられている配列です。ただ、一人あたりの占有スペースが小さい割に、デッドスペースが大きく、決して効率的な配置とは言えません。この座席はB747やB777、B787、A380などに装備されています。

デッドスペースを一切排したのが、ユナイテッド航空のビジネスクラスです。愚直に(何も考えずに)フルフラットシートを前後向かい合わせに並べただけの、なんとも面白みのないシート配列になっています。

そのため、デッドスペースは無くなったのですが、座席からの通路へのダイレクトアクセスは犠牲になってしまいました。通路に出るためには、隣の人の前を横切らなければならず、あまり評判のよろしくないシートです。B747やB777などに導入されています。

そして、最近発表されたのがエティハド航空のビジネスクラスシートです。このシートは、一人あたりの占有スペースを最大化しつつ、デッドスペースも抑えた、よく考えられたシートです。

このように、すべての座席から通路へのダイレクトアクセスが可能になっています。さらに、向かいの席のオットマンの上の空間を、自席のサイドテーブルとして使っており、占有スペースが大きく増えています。サイドテーブルが有るのと無いのでは、居住性が格段に違うので、かなり快適性が増していると思います。この座席はB787やA380に導入される予定です。

さて、改めてアメリカン航空の前後向かい合わせ&斜め配列のシートマップを見てみましょう。

やはり、なんじゃこりゃ、という感想(笑)。これだとデッドスペースも大きくなってしまうし、一人あたりの占有スペースもさほど大きく取れないのでは……。なぜ一捻りして斜め配列にするのか、私には全く理解できません。いずれにせよ、実際にどのようなキャビンが出来上がってくるのか楽しみではあります。AAのB787は目下組立中ということです。

View from the Wing »

実際のキャビンの様子はこちら »

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