スポンサーリンク

トンガ人は親日反中?!トンガと日本の意外な関係

日本人にとってはあまり馴染みのない南太平洋の島国トンガ。しかし、トンガ人にとっては日本は以外にも身近な存在のようです。親日的な人が多く、日本人だとわかるととてもフレンドリーに接してくれます。今回は旅行中に見かけた、トンガと日本の意外なまでの関係の深さをご紹介します。

トンガと日本の親密さを物語る最たるものが、この写真でしょう。これはトンガ準備銀行(National Reserve Bank)、日本の日銀にあたる機関の建物なのですが、トンガ国旗とともに日の丸が掲揚されています。トンガの国の最重要施設なのに、なぜ日の丸が掲げられているのでしょう?

宿泊したロッジのオーナーに聞いてみたところ、準備銀行の建物内にJICAの事務所が入っているためということでした。国の経済の中心部に入り込んでいるとは、JICAの存在感の大きさがうかがい知れます。

例えば、このヴァイオラ病院もJICAの支援で建てられました。

病院の待合室には、日本の支援によって建てられたことを記念するプレートが掲げられていました。ロッジのオーナーも、この病院ができたことによってトンガの医療が大幅に改善したと言っていました。

救急車ももちろん日本車。日本で使われていた中古の救急車をそのまま持ってきたようです。

車といえば、トンガを訪れて最もびっくりしたのは、街中を走る車の殆どが中古の日本車だということです。「(有)○○内装」など、日本で使われていたときの塗装がそのままで走っているのです。トンガは左側通行ですし、日本車が都合がいいのでしょうね。

こちらは中古日本車のディーラーさん。日本の方が経営に携わっているようでした。

トンガに来てまで日本語の「大売り出し」の旗を見るとは思ってもいませんでした(笑)。トンガでは日本はかなり身近な国なのですね。

宿泊したロッジのオーナーも、「ヌクアロファのメインストリートは、20年前に日本が舗装してくれたんだ。20年経つけれど、まだまだ使えるよ」とか、「空港のターミナルも日本が作ってくれた」とか言ってくれ、何だか日本人として嬉しくなりました。

その他にも、トンガ王室と日本の皇室は戦前から交流を続けてきましたし、先の国王ジョージ・トゥポウ5世は大の親日家として知られていました。小学校の教育課程にそろばんを導入したり、トンガから日本の角界に力士を送り出すなど、国をあげての親日ぶりには驚かされるばかりです。

一方、これと対照的なのが、トンガ人の反中感情です。ロッジのオーナーに、反中感情の理由を訪ねてみました。

1980年台、トンガはトンガパスポートを外国人に売り出しました。トンガ国籍を金で買えるようにしたのです。これに群がったのが華僑の人たちでした。彼らはこぞってトンガに移住してきました。

トンガでは、トンガ国籍を持つものには無償で土地が与えられます。そのため、広大な土地が中華系移民の手に渡り、そこで勝手に農園事業を始めてしまいました。彼らは現地のトンガ人を雇わず、労働者として中国人を呼び寄せました。

また、各地に中国人が経営する食料雑貨店が建てられ、そこでも従業員として中国人が雇われました。そういった店では、トンガ人客はまるで泥棒であるかのように、商品と客が鉄格子で隔てられています。

客は、鉄格子越しに店員にほしいものを告げ、店員が差し出したものを買うシステムとなっています。これは、トンガ人にとってはかなり屈辱的な扱いではないでしょうか。空港からヌクアロファ市内へ移動する間にも、こういった店舗を何件も目にしました。

このように、中華系移民はトンガの文化に馴染もうとせず、トンガ人を泥棒のように扱い、利益をトンガ人に還元しないため、相当嫌われているとのことでした。

オーナーの、「トンガでは滅多に殺人なんて起きないんだ。でも、最近起こった殺人では、中国人が中国人を殺したよ。あいつらは、トンガ人はおろか、中国人同士でさえも信用しないからね」という言葉が印象的でした。

なかなか考えさせられます。とにかく、我々日本人は、トンガと友好関係を築いてきた先人たちに、感謝し、この関係をさらに発展させていかなければならないければいけないと感じました。

(この記事は、ロッジのオーナーから聞いた話に基いて書かれています。事実誤認等があればご指摘ください。)

スポンサーリンク

シェアする

フォローする