エコノミーでフルフラットを初体験!ANA成田→上海NH959便搭乗記

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先日、アジアの主要大空港を巡る弾丸旅行を決行しました。成田→上海浦東→台北桃園→シンガポール・チャンギ→香港→深セン→北京→成田というルートを4日間で回るという強行スケジュール。かなりタイトなプランですが、シンガポールと香港ではそれなりに観光ができました。今回からは、その弾丸旅行の様子を回数を分けてレポートします。

初日は、成田から上海にANAで飛び、そこでEVAに乗り継いで台北へと向かいます。搭乗したのはANAの959便。成田14:05発、上海浦東16:30着というフライトです。

機材はB767-300(写真は上海にて撮影)。ANAの古いタイプのシートの機材で、エアージャパンによる運航でした。エコノミーのCAさんは、ほぼ全員が海外出身の方だと思われます。というのも、CA同士の会話は中国語でなされていました。ただ、どの方も日本語が流暢なので、サービス自体には問題がなさそうです。

エコノミーのインフライトエンターテイメントは、画面も小さく、システム自体の反応も鈍い、時代を感じさせるものでした。手元のコントローラーでボタンを押してから、実際に反応するまで2、3秒のタイムラグが有ります。これはちとキツイ。

足元は、LCCよりは若干広め。写真ではよくわかりませんが、フットレストも装備されていて、この点は評価できます。

機内食は、豚肉がのったライスと、そば、饅頭などでした。不味くはないけれど、飛び抜けて美味しいわけでもないという、微妙な感じ。

当日の便はガラガラ。トータルで100人も乗ってはいないと思います。平日の午後便だからでしょうか。それとも、冷え込んだ日中関係の影響なのでしょうか。とにかく人がいません。

人がいないので、真ん中の3席を私一人で占有しました。いわゆるエコノミーファースト状態。中央の肘掛けを上げて、フルフラットのベッドにしました。エコノミー料金でフルフラットベッドでくつろげるなんて!(笑)

飛行機は上海上空で高度を下げていきます。PM2.5の影響で、辺り一面が白くモヤがかかり、遠くまで見通せません。中国の大気汚染の洗礼を受けたわけですが、後日訪れた深センや北京の状況は更にひどいものでした。これについてはまた改めて。

ANAは上海浦東国際空港第2ターミナルを利用しています。着陸後、しばらくのタキシングを経て、ようやく駐機場に入りました。

今回はANAからEVAの便に乗り継ぎます。どちらもスタアラで、第2ターミナルを利用しているので、普通の国際空港ならばそのまま搭乗エリアにとどまることができるはずです。このことについて成田でANAのグランドスタッフに確認すると、預け入れ荷物がある場合は、入国の後、荷物を一度ピックアップする必要があるとのこと。ただ、私は預け入れ荷物はありませんので、その場合について尋ねると、「とりあえず入国してください」的な曖昧な回答しか得られませんでした。

私は乗り継ぎ時間が4時間弱ありましたので、入国/出国をしても時間的な余裕がありますが、2時間程度の場合はちょっと心配になりますね。一旦入国の必要があるかどうかは、はっきりさせていただきたいものです、ANAさん。

さて、時間に余裕があったので、空港内をぶらぶらしました。上海浦東国際空港は、空港建築的にも見どころがありますよね。

こちらは第1ターミナルのチェックインロビー。なんと、この大空間には通常の柱が一本もありません。その代わり、張り巡らされたワイヤーから伸びる多数の白い支柱が天井を支えています。先端恐怖症の人にとっては、ちょっと怖いかも。

到着フロアは吹き抜けになっており、バゲージクレームと到着ロビーがつながっています。上の階からは、バゲージクレームに誰がいるのか見渡せる作りです。これは、出迎える人にとっては都合のいい設計ですよね。

第1ターミナルと第2ターミナルは3つの渡り廊下で結ばれています。それぞれ500mほど歩かなければならないのですが、シャトルバスに乗らなければターミナル間の移動ができない成田と比べると、自由に移動できる分だけ上海浦東のほうが良く出来ています。(厳密に言えば、成田も徒歩でのターミナル間の移動は可能です。お薦めはしませんが。)

そしてこちらが第2ターミナルのチェックインロビーです。広々としていて、なおかつ明るくて、気分をハイにさせてくれる空間です。旅の始まりには、こういった非日常の演出が必要ですよね。エバー航空のカウンターでチェックインをして、出国審査を済ませ、搭乗までラウンジでゆっくりしましょう。