映画『千と千尋の神隠し』の街並みのモデルとなったと言われ、観光地として日本人の注目を集めるようになった九份。ここを訪れたらぜひ食べたいのが芋圓です。
阿柑姨芋圓 By hsieh-ming |
芋圓とは、タロイモの粉を練ってモチモチの団子にした台湾の絶品スイーツ。九份には芋圓の専門店が数多くありますが、今回は老舗の阿柑姨芋圓をご紹介します。
九份へのアクセスはバスが一般的です。台北市内の忠孝復興駅からは直通バスでおよそ90分、台湾鉄道瑞芳駅からはおよそ20分、九份老街で下車します。(アクセスについては、記事の最後に詳しく記載しました。)
バス停のすぐ側に、基山街という九份のメインストリートがあります。ここはいつも人でごったがえしています。基山街を奥へと進みます。
街の雰囲気は、まさに千と千尋の世界。なんだかとても懐かしい気分になります。
しばらく進むと基山街は急な坂と交差します。左に曲がると上り坂。阿柑姨芋圓の黄色い看板もありますね。これを目印に、この階段を登っていきます。
行き切らせながら階段を登ること数分、右手に阿柑姨芋圓が見えて来ました。名店にもかかわらず、そんなことを微塵も感じさせない素朴な佇まい。
入口で注文します。メニューは数種類あるのですが、初めてならオーソドックスな芋圓がお勧め。かき氷を混ぜた冷たいものと、ほんのり甘いスープをかけた温かいものを選べます。
店の奥には展望テラスがあるので、そちらでゆっくりいただきましょう。
workers By 回不去的都叫過去 |
店の中を通ります。おばちゃんたちがせっせと芋圓を作っているのを直に見学出来ます。もちろん手作り。
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こちらが展望テラス。ここも人気スポットなので、いつも混雑しています。
By bluegreen405 |
展望テラスからの眺めはまさに絶景。海や遠くの島々まで見渡せます。
さて、芋圓をいただきましょう。かき氷の上に芋圓がたっぷりとのせられています。ほんのり甘くて、モチモチの食感がたまりません。これで一食分くらいのボリュームがあります。一杯食べれば十分満足。
お腹も膨れたことだし、ちょっと散策してみましょう。今登ってきた石段を下ります。
道すがら、犬が放し飼いにされていたり。観光客に慣れているのか、おとなしいです。
先ほど通った基山街を横切り、さらに下って行くと、九份一の写真撮影スポットにたどり着きます。台湾映画『悲情城市』の舞台になったのだとか。風情たっぷりのスポットです。
【アクセス】
九份へのバスは基隆バスが運行しています。忠孝復興駅、瑞芳駅いずれも1062番のバスが便利です。
路線図:http://www.kl-bus.com.tw/content/routeContact.aspx?t=1&id=5
時刻表:http://www.kl-bus.com.tw/content/routeContact.aspx?t=2&id=5
運賃表:http://www.kl-bus.com.tw/content/routeContact.aspx?t=3&id=5
また、こちらのサイトも参考になります。
http://www.taipeinavi.com/miru/102/remark/133463
公共交通機関での移動に不安のある方は、現地オプショナルツアーの利用をおすすめします。ツアーバスで快適にアクセスできるうえ、日本語のガイドもあり、利用価値大です。