29日、イギリスのエアライン格付け会社SKYTRAXは、ANAが新たに5つ星エアラインの仲間入りをしたと発表しました。
SKYTRAX公式サイトには次のように出ています。
In the latest Skytrax Airline Star Rating review, Japan’s largest airline, ANA All Nippon Airways has been elevated to the exclusive 5-Star Airline Rating, reflecting the high quality of Airport and Onboard product and service standards of ANA All Nippon Airways.
最新のスカイトラックスエアライン格付けレビューでは、ANA All Nippon Airways の空港及び機内プロダクト、並びにサービス水準の質の高さを反映し、日本最大の航空会社、ANA All Nippon Airways が最高の5つ星エアラインに昇格しました。
ANAはいままで4つ星だったのですが、今回最高ランクの5つ星に引き上げられたのですね。この5つ星は航空業界では大変名誉のあることで、ANAの他には、アシアナ航空、キャセイパシフィック航空、海南航空、マレーシア航空、カタール航空、シンガポール航空の6社しか無いのです。（かつてはキングフィッシャー航空も5つ星だったのですが、経営難で運航を停止してしまいました。）
日本の航空会社が5つ星エアラインに選ばれたということは、非常に喜ばしいことです。しかし、他の錚々たる5つ星メンバーと比べ、ANAが十分に肩を並べられる水準に達しているかというと、疑問が残るというのが私の率直な感想です。
特に私の周りのANAフリークからは、最近ANAのサービスが低下したと残念がる声がちらほら聞こえてきます。ANAファンのアメリカ人で日本とアメリカを行ったり来たりしている友人は、最新のエコノミークラスのシートがいただけないと嘆いていました。
また、私の経験からも、シンガポール航空やアシアナ航空、キャセイパシフィック航空などの充実した目の行き届いたサービスレベルには、ANAはまだ達していないように思われます。特に、機内でのワクワク感がANAには足りません。搭乗自体を、日常とは異なる特別な体験に変えるような、プラスアルファな工夫が必要だと思います。
5つ星に選ばれたからには、更なるブラッシュアップをして、サービス水準の向上に努めていってほしいものです。ANAの今後を期待しています。